土曜朝、ぶんたとロングコースのお散歩をした。
雪は夜中に少し降っていたらしく
結構な難関だと思われ……。
ロングコースのその道すがらは
アップダウンもあるし……。
「遭難」なんて大げさかもしれないけれど、その位の覚悟で…
うひょひょひょおぃいぃ♪そんな覚悟も感じず、ぶんたは全開モード。
防火帯を横切るように
鹿の足跡が雪道にたくさんついている。
ぶんたはその「鹿の道」を行きかけては戻り…を繰り返す。
雪、サイコー!!!!! ♪本当だね。
この雪景色。お山の醍醐味を感じつつ汗かきながら一歩一歩。
ちっ! 遅いったらありゃしない……的な視線を、振り返ってはこっちに送っているようで。
走ってみたりしてぶんたに追いつこうとしても
無理な話で、はなから、私もマイペースで歩くのだ。
くんくんくん…………何かの気配を感じたのかな…。
しきりに鼻アンテナを空に突き出している。
と……
遥か彼方、鹿の大群が横ぎるぶんたの視界からは低すぎてまだ気づいていない。
「ぶんた、鹿がたくさんいるよ」小声でささやいてみる。
おおおっ!!!!!!!いったい何匹の鹿の集団なのだろう。
向こうもこちらに気づいたのか、防火帯を
慎重に横切って、藪の中へと消えて行く。
警備係りの鹿が時々「キュン!!!!キュン!!!!!!」と鳴いて
「人間と黒いのが一匹いるから気をつけろ」って知らせてるようだ。
行っちまったぜ……あまりに大群だからだろうか、ぶんたは追いかけようとしなかった。
怖いのかぶんた。数に圧倒されたのか?
それとも犬の目からするとあまり良く見えてなかったのか……。
近場で遭遇したら。
ぶんた追う→私リードをひく→引っ張り合いの応酬→私疲れる
と言う事態が想像できるので、
鹿が通り過ぎて行くのを見計らって少しづつ先へ進んだわけで。
山道の折り返し地点にいなさる
鹿大明神がぶんたを見降ろす。以前は小鹿が一匹そばにいたのだけれど
病で倒れ、そして鹿大明神は今もそのそばにいるそうな。
なんてまんが日本昔話しじゃないけれど。
しかも勝手に「鹿大明神」なんて名前をつけて。
昔話ももとは、こんな勝手気ままな創作話が
語りに語り継がれて変化して来たって事も聞いた事があるので。
いい加減にしておこう……
しかしながら
もののけ姫でも鹿が自然の神様として登場していたけれど
このお山の周辺の自然の、ひとつの象徴であると思われる鹿。
ふと、森の木でできたその
鹿大明神を見上げると……。
深追いはするのでないぞぶんたっ!!!!ぶんたっ!!!!!!
聞こえた?
いくら鹿追いが好きだからって、あまり追いかけすぎると
いけないよって。
所詮、君の足も、鹿にはかなわないのだから……
そんな説教をぶんたにしながら山道を降りてくと。
ズザザザザザザッ!!!!!!!強風が吹いたのか
木々の雪が舞い、さながら雪あらしの様だった。
も、もしや……これも鹿大明神のしわざか?
うひょひょぉぉい〜サイコー♪天罰がおちてもしらんよ、ぶんた。

↑今日も笑顔でバフッと…!